10.若冲画譜(じゃくちゅうがふ)
  • 木版本「若冲画譜」より

    木版本「若冲画譜」より

10.若冲画譜(じゃくちゅうがふ)

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    発見!隠れたデザイナーたち
    若冲描く円のなかの草花100図

    【ISBN】978-4-7538-0217-3
    【著者】伊藤若冲
    【価格】本体2,800円+税
    【仕様】24×24cm/88頁/オールカラー

             /ソフトカバー/カラージャケット装
    【分類】作品集/デザイン

    江戸中期に活躍した絵師・若冲が描く草花を

    モチーフとした天井画100図と、幻の本と

    いわれるモノクロの拓版画『玄圃瑤華』、

    『素絢帖』全図を掲載。
    絵師・若冲が描く天井画100図をオールカラー

    掲載。円相の中で茎をくねらせ、画面から

    はみ出ようとする草花のダイナミックな構図は

    若冲草花図の真骨頂。

    解説:藤井健三


    芸艸堂と『若冲画譜』

    木版和綴本『若冲画譜』全四巻(壱・弐・参・四)

    初版は明治23年に京都の五車楼が発行、版権が

    芸艸堂に移り明治41年に芸艸堂から発行されました。

    編集は殖産興業で大きな功績を遺した近藤徳太郎。

    それは、彼がヨーロッパの織物を学び、デザインの

    近代化の必要性を感じていたからでしょう。

     

    芸艸堂と『若冲画帖』

    伊藤若冲が主導して制作したと考えられている

    『玄圃瑤華』と『素絢帖』は、紙の表側から

    墨を打つことで図柄を表現する、拓本に似た

    印刷技法によって制作されたものです。
    白と黒の対比と画面構成のモダンさが特徴で、

    本文は、大典の賛と若冲の画で花が咲き乱れた

    仙人の住む世界を表現していました。

    芸艸堂では、この2冊から若冲の画のみを選び、

    原本と同じ拓版印刷によって明治期に『若冲画帖』

    上下巻として刊行しました。

    若冲画帖
    玄圃瑤華 未草

     

    伊藤若冲(1716~1800)

    京都・錦小路の青物問屋「桝屋」に生まれ。

    23歳で青物問屋主人を継ぎ、そのかたわら狩野派

    の絵師に学びました。その後、京都の寺院などに

    所蔵される中国画の模写を続け、同時に身の回りの

    野菜や草花、鳥虫類などを写生します。

    70代半ば頃から京都深草の石峰寺に隠棲し、

    観音堂に花卉167面の天井画を遺しました。

    その後、廃仏毀釈により石峰寺・観音堂の

    天井画が破棄されるが信行寺に寄贈され、

    飾られた。

     

    近藤徳太郎(1856~1920)

    京都六角堂で生まれ。成績優秀により選ばれて

    京都仏学校で学び、20歳で京都府フランス

    勧業留学生となり、ヨーロッパ各国で研修し、

    リヨン織物学校を卒業します。

    帰国後京都府の技師を経て、新設の京都織物会社

    に移りますが、恐慌による不況で経営は悪化、

    近藤は責任を取って退社します。

    その後、国や足利の地の強い要請により、

    栃木県立工業学校の校長に赴任しました。

    そして、大正から昭和にかけて隆盛を極めた

    「足利本銘仙」の誕生と近代工業教育の発展に

    生涯をささげました。

     

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