富岡鉄斎 木版画 松栢山水圖(しょうはくさんすいず) Tessai Tomioka Woodcut

富岡鉄斎 木版画 松栢山水圖(しょうはくさんすいず) Tessai Tomioka Woodcut

242,000(税込)

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富岡鉄斎晩年の名作

詩・書・画一体となって文人画の真骨頂を示す
鉄斎翁晩年(八十二歳)の傑作を、彫と摺の
最高の伝統木版技術で美事に再現しました。 
灰白と墨のコントラストも鮮やかに、伝統的
山水画の重厚さと気韻を伝え、高雅な風趣を
たたえた一幅。
新築の御祝等にも最適の最高級木版画(軸装品)です。

富岡鉄斎〈とみおかてっさい〉(1837~1924)
世に背を向けて隠栖を続けた孤高の画人。
儒学・仏教・神道を深く修めて博学で名を成し、
ほとんど独学で古今東西のあらゆる典籍に通暁した
文人で、明や清の文人画・水墨画、大和絵や狩野派、
浮世絵や大津絵までも修練し自家薬篭中の
ものとした卓越した画技の持ち主でした。

木版画掛軸 限定一五〇部摺立(証票付)
賛文 徂徠之松 新甫之栢 是断是度 是尋是尺 訓読
徂(そ)徠(らい)の松。新(しん)甫(ぽ)の栢(かしわ)。
是れ断(き)り是れ度(はか)り、是れ尋(じん)にし是れ尺
(せき)にす。
賛文は『詩経』の「魯頌」の詩句よりとっている。
その大意は、(建築用材として最適の)
徂(そ)徠(らい)山(さん)の松と新(しん)
甫(ぽ)山(さん)の栢(柏)の木を切ったり測ったりして
用材として、その寸法を尋(八尺(しゃく)=約一・八メートル)
にしたり、尺(約二三センチ)にしたりするという
事である。
このことから、この作品は、鐵齋が知友の
「新築の祝い」のために描いたものと思われる。
絵の主題の方は、白雲垂れる峻山の奥深く隠れ棲む
高雅の士を、その友がはるばると山路をたどり
訪れるという中国山水画の古典的画題である。
巷の俗(ぞく)塵(じん)を遠く離れ、隠者となって
自然の中に身を置き、清廉に生きようという
古代中国の知識人たちの理想を謳い上げたものである。
それはまた、鐵齋自身の孤高不覊の芸術精神を表明
することでもあった。

印章は、引首印が「蕉(しょう )鹿(ろく)」図印、
「蕉鹿」とは、人生の得失は夢のように儚(はかな)
いということを意味する。
款識印は「富岡百錬」と「耋(てつ)道人」。
「耋」は八十歳の意である。

◆紙本手摺木版画 限定150部摺立
◆彫師=渡辺和夫 ◆摺師=吉田秀男
◆用紙=越前楮別漉二層紙
◆画寸=101.0×35.5cm  
 軸寸=195×48.5cm(軸先含=54.0cm)
◆表装=大和表具三段仕立 太巻仕様  
 中廻し=正絹亀甲地に花丸  
 一文字=金襴竹屋町鉄仙花文 
 天地=正絹松文裂
 組斜柄/軸先=象牙代用
◆桐箱納め渋紙ケース入(版元シール付)
 外箱ダンボール付
◆解説栞付(鉄斎美術館館長 村越英明)

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