竹内栖鳳(1864〜1942)

東の大観、西の栖鳳と称され帝展、文展を通じ京都画壇の雄として活躍し、
また後進の指導にも尽力し、その門下からは松園、麦僊等多くの英才を輩出
しました。図は画伯が自選された作品を木版画で刊行した作品34点の一部です。
版木は全て戦災で焼失してしまいました。






1999年,蔵から大正ロマンを代表する美人画で名高い竹久夢二が便箋や封筒
などの日用品用にデザインした木版摺の絵柄約60種と原画1点が発見され、
新聞紙上でも大きくとりあげられました。
その内約15点が未確認の意匠とみられ,商業デザインの先駆者としての夢二
の研究に貴重な資料となっています。
その後夢二郷土美術館や町田市立国際版画美術館など各地で展示巡回されています。






京都錦の青物問屋に生まれ、独学で狩野派、琳派、宋元明の中国画を学び、
その作品は人物・山水・花鳥等を巧みに描き独自の画風を極めました。
この作品は「若冲画帖」の「玄圃瑶華」の一部です。古くから弊社の蔵で
版木を所蔵しており、大正時代にこれを使用して、正面打の拓版画が摺ら
れました。図は当事摺られた版木と版画です。






近代の琳派として活躍する一方、工芸美術の世界へ眼を向け、当事流行していた
アール・ヌーヴォー様式とは異なった純日本趣味の図案・工芸美術は海外でも評
価され、フランスではオフィシェ・カンボージュ勲三等を受けました。
そのデザインは現在でもエルメスの季刊誌の表紙を飾るなど再評価されています。
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明治維新後、工芸の産業化・西洋化により染織・陶芸・漆芸に施されるデザイン・図案
は重要な位置を占め図案家という職業が確立し様々な木版図案集を刊行してきました。
現在では省みられることが少なかった多くの図案,意匠,デザイナー達が学術的にも再評
価されてきています。明治〜昭和初期にかけて活躍したデザイナー達の活き活きとし、
斬新な作品は改めて驚かされます。
現在、小社が所蔵する膨大な木版摺り意匠・デザインをハンディな形で
「近代図案コレクション」としてシリーズ復刊しています。






大正天皇御大典記念として内外古今の織染物刺繍の名品を木版で再現した全集
です。精巧鮮麗を極めたこの版画全集は名人にしか摺る事ができませんでした。
発行していた大正10年でも当事の価格で全巻660円(今日の物価で50〜60万円)
の豪華本でした。






浅井 忠(1856〜1907)
工部美術学校でイタリアの画学教師フォンタネージから洋画教育を受けた後5年間
渡仏し,帰国後京都に移り住み,洋画の指導に当たるかたわら,自在な画風の日本画
を試み,また、アール・ヌーヴォー式の工芸図案も手掛けました。その図案は現代
でもユーモア豊かで生彩を放っています。






小林古径(1883〜1957)
昭和10年帝国美術院会員、同19年東京美術学校教授、同25年文化勲章受章。
東洋の古典画法を研究し独自の新古典的作風を確立した画伯の素描10点を
木版で再現しました。


彫:文寿礼三 摺:戸田寛 竹中清八 1976年 限定300部






向井潤吉(1901〜1995)
京都市立美術工芸学校を中退後、数々の画学校で学び渡仏。パリの画学校で
西洋画の研究に専念。帰国後、昭和20年、初めての民家を描いた作品「雨」
を発表。その後全国各地を訪ね歩き、古い民家を詩情あふれる写実画風に
描き続けました。






松野秦風(1899〜1963)
少年時より絵を習い武者絵・人物画を修得し、師 坂巻耕漁の導きで観能に
通い能画に専心しました。図は昭和9年 名摺師 本橋貞次郎が4年の歳月
をかけ完成させた版画美術の傑作です。本橋氏の最後の作品となったこの
3点は少部数しか摺られず貴重なものになっています。


ああああ